汚部屋物持ち女”が”ミニマリスト”に目覚めるまで
私は生まれながらの物持ちでした。
プッチンプリンのカップを洗っておもちゃにし、
洋服は質より量、穴が開くまで意地でも手放さない。
たくさんの服を持っていればおしゃれになれると本気で信じていたし
たくさんの靴を持っていればもっとおしゃれになると信じていた。
親も若くて幼少期は貧乏、
とにかく「捨てたら2度と手に入らないかもしれない」って過ごしてた。
お母さんももったいないって言うタイプ。
そういう価値観で生きてきたから、自分が物が多い人間だって気付くこともなかった。
おしゃれな部屋に憧れるお年頃、
インテリアの綺麗な写真見ても「雑誌用でしょ？」で終わり。
現実でモノが少ない家なんてないと思ってた。
自分の価値観（＝物の量）が当たり前だと思っていたから。
大学時代、友達が「新調したから」と、綺麗な靴を捨てる現場を見る
え、待って？それめっちゃ綺麗なのに捨てるの？
え？どういうこと？待って理解できない。
とか話しながらも
「穴が空いてなくても手放す」という価値観を知る。
そういう人もいるんだ…！って始めて海外に行った時みたいな反応の私。
その頃から「断捨離」なんて言葉が流行り始めてたので
なんとなく不要なものは手放した方がいいのかもしれない、
確かに捨てないともの永遠に増え続けるもんね。
なんて思って、その友達に家に来てもらった。
大学生の一人暮らしワンルーム。
安いカラーボックスに詰め込まれた小物たちの”断捨離”を手伝ってもらったら、8割がた捨てられた。
…”できた”の捨てられたではなく、”これいらんから！”の捨てられた。
友「このセンスのないキーホルダーはなんなの？」
me「〇〇君（共通の友達）からのお土産だよ」
友「え？いらない。捨て。」
これが最高に刺激になって
「こうやってみんなは物を減らしているんだ…！」って感動しました。
（〇〇くん、ごめんね。。）
断捨離後、友達に「megはまじでモノ多いよｗ」と言われるも
（ネタにしてるだけっしょｗ）と、まだ私は自分のものの量がスタンダードだと思い込む。
自分がモノ持ちだと気付く出来事がついに…
大学卒業前、もう卒業研究だけになった私。
新幹線で通学すれば実家から通える距離だったので、一人暮らしをやめて実家から通うことに。
引越し業者に「一人暮らしの女性でーす！」ってお願いして
当日。
まさかの一人暮らし女性想定のトラックに荷物が乗り切らない。
引っ越し屋さんドン引き。
親も小さなワンルームから次々出てくるモノにドン引き。
お主ドラえもんなんか？
この部屋は四次元ポケットなんか？？
って言いたげな目で見られる。
周囲（特に今回は引っ越し屋さんという第三者）のリアクションを見て
ようやく自分の持ち物の多さに気付く。
だがしかし。
気付いたところでモノは減らない。
けど、自分の持ち物の量が異常なのはわかった。
ちょっと手放すことを意識し始める。
…告白してきた男子を意識するレベルくらいには。
さぁ、megは”流行りの断捨離”をするのか！？！？！？
就職し、お金が入るようになり、好きなだけ買える日々がスタート
まあ、買うよね。
買うことがハッピーだと信じてた。
モノが多いことが幸せの象徴だと思っていた。
きっと物持ちはそういう思考だと思う。
当時の私もそうだった。
社員寮だから最低限のモノがあればいいよねなんて言ってた部屋は
あっという間にモノだらけ。
寮なので靴箱は小さい。
靴もすぐに溢れた。
例の友達に数十足ある靴の写真を送って
「どれを捨てたらいいかわからない」と助けを求める。
友「あんたはムカデなの？」
…ええ、ごもっともです。
足10本ある想定の量の靴の量ですね。すみません。
その後、数分で写真に大量の「×」が付加されて返ってくる。
…そして、気付く。
生まれてこのかた「持ち物の適量を学ぶ」ことはしてこなかったから
まじでここまでしてもらわないとわからん！！！！！！！
こりゃこのまま生きてたら永遠にモノだらけで片付かない汚部屋？？
…とか不安になりながらも、
まだまだこの時点ではたまーーーーに断捨離するくらい。
なので、ものは増える。こりゃやばい。
メルカリを使うようになり、少しだけ手放せるようになる。
お金になるのは冷静にアツい。
旦那と結婚し、1LDKのアパートにお引越しするも…
ウォークインクローゼットの8割が私のモノで埋まる。
とにかくモノを揃える私に触発されて旦那も趣味材を買う。
バイクが駐車場に溢れ（4台）、
バイク用品が入りきらず廊下まで溢れる。
キャンプ用品も私の提案で全て揃えた。廊下に溢れる。
…オワタ。
自分は物が多いのは自覚している。
でも…必要なんだもん！！！
全部使ってるもん！！！！！！！
アパートが狭いだけだもん！！！！！！！！！
（当時の脳内）
これにプラスして、「片付けが苦手」というおまけ付きな私。
旦那は片付けができるタイプなので
私のエリアがいっつも散らかっているのにイライラ。
しまいには、私が1週間の台湾出張から我が家に帰ったら
超綺麗な部屋で優雅に過ごす旦那に
「で、次はいつ海外出張に行くの？」
（訳：megがいない方が部屋が綺麗で幸せなんだyo★）
んーーーーーーー！すみませんでした！片付けます！（片付くわけない）
そんな大量のモノに囲まれた新婚生活。
休日は
キャンプをしたり
オンロードバイクでサーキットを走ったり
オフロードバイクで海岸や川を走ったり
それはそれは楽しんでおりました。
そして、流れで一軒家も契約。
バイク用にガレージ作って〜キャンプ用品がたくさんしまえる倉庫も欲しいよね〜★
そんな物にまみれた趣味ライフを過ごしていた矢先…
旦那がバイクで骨折
あんなにバイクを愛してた旦那が「入院がしんどい」と懲りて、バイク手放すと言う。
（余談ですが担当の医者がまじでイケメンだった。）
一緒に乗れないなら私も手放すか…。
4台のバイクとバイクを乗せる軽トラ、バイクの周辺グッズ…
全て手放したら旦那に海外駐在の話が。
ずっと海外駐在を希望していたし、20代で海外駐在のチャンスがまわってくることはまじですごい。行こう！と、即決。
（私のキャリアどうなるん？って不満はありながらも旦那の夢を叶える私まじで偉い）
「さすがにこれは海外にまで持っていかんわ」と、キャンプ用品などの趣味材を少しずつ手放し始める。
そしたら…自然妊娠。
産後判明したんですが、持病で自然妊娠は厳しい体。
当時も不妊治療を始めた頃で
「何かが入る隙もないくらいにモノを持ち過ぎていたのかもしれない」と、思わざるをえなかったですね。
お金持ちの共通点に気づく
なんとなく「モノを少なくすること」にアンテナが高くなっていた頃。
日本の大人の平均勉強時間は6分というデータはあるけど、まじで私は1分も勉強しない人間でした。
ふと、「海外駐在で新築一軒家が空き家になるのに住宅ローンは払い続けなきゃいけない不安」に襲われました。
（あ、これはお金の勉強しないとやばい。）と気づいた私。
まずはお金持ちの本やお金の基礎みたいなyoutubeを見漁りました。
そこで、気付いてしまった。
お金持ち＝ミニマリスト
ってことに…！！
もともと海外移住に向けて断捨離しなきゃな〜なんて思っていたところに「お金持ちはミニマリスト気質」なんて情報が入る入る…
ここで私は決心した。
ミニマリストになるんだ
動機は、お金持ちになりたいから。
「真似をしていれば自然とそうなる」
「姿勢を正して綺麗な言葉を使っていれば美人っぽくなる」
ってあながち間違いじゃないと思っていて。
お金持ちはみんな「モノは必要な分だけあればいいのよ」って言っているから、、、私もそうする！！！！！
ここから怒涛の断捨離パーリーが始まりました。
人生が変わった27歳の冬。
何歳になっても
人生も、性格も変えられる。この怠け者の私でさえ変えられたから。
その後は、モノを手放す本は10冊以上読んだし、お金持ちの本の中に書いてある「モノはいらん」って文章だけをピックして
やる気が出なくなったらそこを擦り切れるほど読んで。
とにかく手放して、手放して、手放した。
…そんなこんなで今に至ります。
ぶっちゃけ、私の人生30年の中で1番のターニングポイントになりました。
それくらい、モノを手放すことの効果は大きかった。
…この続きは、またnoteにしていこうと思っています❤️
ぜひまたお付き合いください🥹
お知らせ
「不用品を10万円にするフリマアプリの教科書」というnoteを現在執筆中です！
最強にめんどくさがりな私でも累計140万円を売り上げている（しかもアカウントの評価も★５）、この手順＆ノウハウをがつんと詰め込んだ1冊にしていきたいと思っています💖
ぶっちゃけ不用品がお金になるのって、やばくないですか？
お金になるならめっちゃ手放せます。私はそうでした。
お金持ちってリセールバリューを考えて買い物しているんですよね。なので、「売る前提で買い物する」「売る前提で丁寧にモノを扱う」って子どもの金融教育にもめちゃくちゃ重要だと思っていて。
自分で自分のものを管理したり、お小遣いをもらっているような小学校高学年以上の子をお持ちの方には、教育の一環として使ってもらえるとも思っています！（A4印刷できるようにします！）
子どもにモノを大切に使うこと、モノの価値は買った時から下がること、自分はいらなくなっても欲しい人もいること、などなど「メルカリを０から教えるのはめんどくさいけど金融教育はしていきたいな〜」って方も活用できるモノになってると思います💖
今着々と完成が見えてきているので、ぜひお楽しみに〜✨
コラムの感想などは、インスタのDMにくださるととっても嬉しいです🥹
今後も引き続き、よろしくお願いします💖
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