「汚部屋を脱出したい…」
「片づけてもすぐ汚くなってしまう…」
「常にキレイな部屋を保つ方法はないの?」
キレイな部屋に憧れはあるものの、気を抜いたらすぐモノでいっぱいになってしまいますよね。
仕事や家事、育児でただでさえ時間がないのに、片付けまで手が回らない人は多いです。
実際私も、元々は汚部屋住人なんです!
一人暮らし用の引っ越しトラックに、荷物が乗り切らないほどのモノ持ちでした…。
部屋がモノであふれていた私が、なぜ汚部屋から脱出できたのかというと、自分のレベルに合った方法で片付けたから。
本記事では、私の経験をふまえて、汚部屋の脱出方法をレベル別に解説していきます。
私の汚部屋ビフォーアフター写真や、リバウンドしないためのコツも紹介しますね。
記事を最後まで読めば、汚部屋の片付け方がわかり、部屋をキレイに保てるようになりますよ!
目次
現ミニマリスト女子が汚部屋を脱出したお話【きっかけは旦那の海外赴任】
私が汚部屋を脱出したきっかけは、旦那の海外赴任でした。
当時、バイクやキャンプ用品など、たくさんのモノを持っていましたが...
「海外まで持って行くか…?」という視点で考えると、どんどん捨てられたのです。
9割以上モノを手放せて、自分でもびっくりするほどでした。
とはいえ、誰にでも都合よく、海外赴任のようなきっかけなんてありませんよね。汗
まずは汚部屋に住むデメリットを知り、片付けるモチベーションを上げていきましょう!
汚部屋に住むデメリット3つ
汚部屋に住むデメリットを3つ、紹介します。
汚部屋に住むデメリット
- 健康面でのデメリット
- 精神面でのデメリット
- 生活面でのデメリット
一つずつ解説していきますね。
健康面でのデメリット
汚部屋に住んでいると、健康面に悪影響を及ぼします。
具体的には、次のような病気になりやすいです。
健康面へのデメリット
- アレルギーやぜんそくなど呼吸器疾患になる
- 風邪などの感染症にかかりやすくなる
常にモノが床に置かれている状態だと、掃除機もかけにくいですよね。
不衛生な環境では、ホコリやハウスダストが原因で様々な疾患を引き起こすリスクが高まります。
汚部屋に住むと、気づかないうちに体が弱ってしまうんです!
精神面でのデメリット
汚部屋に住んでいると、精神面にも影響が出ます。
散らかった部屋は視覚的なノイズとなり、知らず知らずのうちにストレスを感じるからです。
たとえば、汚部屋は次のような精神的なストレスを与えます。
精神面へのデメリット
- 毎日汚い部屋を見るのが苦痛
- 部屋が汚くて集中できない
朝起きて、散らかった部屋を見るとそれだけで疲れてしまいますよね。
疲れた状態が続くとやる気が低下し、うつ状態に陥ってしまう危険もあります。
汚部屋は、ただ部屋が汚いというだけではなく、心の健康にも深く関わっているのです。
生活面でのデメリット
汚部屋は、生活面へもデメリットを引き起こします。
以下のように時間やお金をムダにしたり、人間関係が希薄になったりしてしまうんです。
生活面へのデメリット
- 探し物が見つからず、イライラしたり遅刻をしたりする
- 同じモノを何度も買ってしまい、ムダな出費につながる
- 家に人を招待するのが恥ずかしくなり、人間関係が狭まる
モノで散らかっている部屋に住んでいると、自分もその一部になったかのような感覚になり自己肯定感も下がってしまうでしょう。
汚部屋は、生活のさまざまな面で悪影響を及ぼしてしまうのです。
汚部屋のデメリットはわかったけど…片付け方がわかりません…
次の章で、まずあなたの汚部屋レベルをチェックしてみましょう。
今の部屋の状態がわかれば、どうやって片付けたら良いかもわかりますよ。
【5段階】あなたの汚部屋レベルをチェック
汚部屋を脱出したいなら、まずは汚部屋レベルをチェックしましょう。
汚部屋レベル
- レベル1:テーブルや床に放置されているモノが多少ある
- レベル2:部屋の中にモノが多く散乱している
- レベル3:床がモノで隠れて足の踏み場がない
- レベル4:開かずの引き出し・部屋があり、食べ残しのゴミもそのまま
- レベル5:一般的にゴミ屋敷といわれるレベル
順番に解説していきます。
レベル1:テーブルや床に放置されているモノが多少ある
レベル1は、テーブルや床に放置されているモノがある状態です。
脱いだ服や使ったモノを決まった場所ではなく、その辺に置いてしまうとレベル1の状態になってしまいます。
置きっぱなしにしてしまうモノは、次のようなモノが多いです。
置きっぱなしにしてしまうモノ
- テレビのリモコン
- その日着ていた洋服
- 飲みかけのコップ
- 開封していない書類や郵便物
テーブルや床にモノが放置されていると、リラックスできない原因になります。
モノの定位置を決めて、使ったモノはすぐ片づける習慣をつけましょう。
レベル2:部屋の中にモノが多く散乱している
部屋の中にモノが多く汚いですが、生活にはまだ支障がでていない状態です。
レベル1の状態を放置してしまうと、次のような状態になってしまいます。
汚部屋レベル2の状態
- どこに何を収納しているか把握していない
- 常に何かを探している
- たたまれていない洗濯物の中から、その日着る服を取っている
- 水回りが汚い
普段通り生活はできても、見つからない物が増えてかなり不便な状態です。
レベル2までは、比較的軽い汚部屋レベルですね!
レベル3:床がモノで隠れて足の踏み場がない
床やテーブルの上がモノでいっぱいになっていると、レベル3の状態です。
レベル3まで来ると、次のように衛生面や生活面にも影響が出てくる可能性があります。
汚部屋レベル3の状態
- 床に洋服や書類がたくさん置かれており、足の踏み場がほとんどない
- 「もったいない」と思って捨てられないモノがたくさんある
- カバンの中が整理されておらず、何が入っているかわからない
- 押し入れやクローゼットの中がパンパンで、開けたら崩れ落ちる
上記のように、深刻な汚部屋の一歩手前です。
1日で一気に片付けるのは、もはや難しいレベルと言えるでしょう。
レベル4:開かずの引き出し・部屋があり、食べ残しのゴミもそのまま
レベル4は、開かずの引き出しや部屋があり、食べ残しのゴミもそのままの状態です。
次のような状態までくると、立派な汚部屋です!
汚部屋レベル4の状態
- 窓が開かず、ベランダに出られない
- 古い食べ残しやゴミがそのまま置かれている
- 長期間開けていない引き出しの中にカビが生えている
- 悪臭や害虫が発生するリスクがある
上記のように衛生的に問題があり、生活に支障が出始めています。
レベル4の汚部屋の人は、1人で抱え込まずに誰かに相談しましょう!
レベル5:一般的にゴミ屋敷といわれるレベル
最終レベルのレベル5は、ゴミ屋敷といわれる状態です。
汚部屋レベル5の状態
- 部屋中にゴミが散乱し、ゴミと一緒に生活している
- カビや悪臭、害虫が発生し、腐った食品もそのまま
- 一人で片付けるのは難しい
この状態では、片づけるのに相当な気合が必要で、1日や2日でキレイにするのは難しいです。
清掃や害虫駆除を、専門の業者に依頼した方が良いでしょう。
今のあなたの汚部屋レベルがわかったら、次はいよいよ片付け方を紹介していきます。
【レベル別】汚部屋からの脱出方法【捨てるコツを紹介】
レベル別に汚部屋からの脱出方法を解説します。
汚部屋からの脱出方法
- レベル1:いらないモノはすぐ捨てて、モノの位置を決める
- レベル2:捨てる基準を決めて「もったいない」意識をやめる
- レベル3:明らかなゴミはすぐ捨てて、いる・いらないを大まかに分別
- レベル4・5:専門業者に依頼する
レベル1から、順番に見ていきましょう。
レベル1:いらないモノはすぐ捨てて、モノの位置を決める
汚部屋レベル1の人は、まず、いらないモノはすぐ捨てるようにしましょう。
以下のポイントを意識すると、キレイな部屋を保てますよ。
レベル1からの脱出方法
- モノの定位置を決めて、使った後は必ず戻す習慣をつける
- 脱いだ服は洗濯機やクローゼットにすぐしまう
- 読み終わった雑誌や使用済みのティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てる
脱いだ服ってそのまま椅子にかけてしまいがちなんですよね…。
一つ一つの小さな積み重ねで、キレイな部屋を保てますよ!
アイテム別のモノの捨て方については【結論】ミニマリスト女性の捨てるコツ7選|断捨離後の部屋やクローゼットも公開で解説しています。
-
【結論】ミニマリスト女性の捨てるコツ7選|断捨離後の部屋やクローゼットも公開
「なかなかモノを捨てられない……」 「片付けがどうも苦手……」 「モノを捨てるコツを知りたい!」 ミニマリストを目指してモノを捨てようと思っても、何から捨てればいいのか分からず戸惑いますよね。 「コレ ...
ぜひ参考にしてください!
レベル2:捨てる基準を決めて「もったいない」意識をやめる
汚部屋レベル2で大事なのは、捨てる基準を決めること。
「もったいない」「いつか使うかも」という理由で、なんとなくモノを取っておいてませんか?
たとえば、以下のように捨てる基準を決めて、なんとなく取っているモノを整理していきましょう。
レベル2からの脱出方法
- 1年以上使っていないモノは捨てる
- 使っていない物や期限が切れたものは思い切って処分する
- 床にモノを置かないように意識する
自分の中で捨てる基準を決めると、だんだん部屋はキレイになっていきますよ。
汚部屋を脱出したいなら「もったいない」意識をやめましょう!
レベル3:明らかなゴミはすぐ捨てて、いる・いらないを大まかに分別
生活に支障が出始めるレベル3からの脱出方法は、明らかなゴミを捨てること。
1日で片づけようとはせず、1週目はリビング、2週目は寝室など、月間でスケジュールを組んでみましょう。
具体的には、次のような作業からやっていくのがおすすめです。
レベル3からの脱出方法
- 食品の空き容器や古くなった衣類を捨てる
- 燃えるゴミやプラゴミなど、回収の多いゴミから処分する
上記のような簡単な作業から、床やテーブルの上にあるゴミを捨てていきましょう。
私も以前は相当モノが多かったので、今考えるとレベル3相当の汚部屋だったと思います...!
ゴミとそうでないものを明確に分けると、部屋がスッキリして断捨離もはかどりますよ。
レベル4・5:専門業者に依頼する
ゴミ屋敷とも呼べるレベル4・5まで来ると、片付けのプロ、専門業者に依頼するのがおすすめです。
ゴミや荷物が山積みになっているので、一人で片付けるのは難しいでしょう。
清掃業者に依頼するメリットは、次のとおりです。
清掃業者に依頼するメリット
- 大量のゴミや害虫が発生している場合は、業者に依頼したほうが安全
- 自分だけでは手に負えない状況を短時間で改善できる
- 専門家による整理技術でスムーズに作業が進む
プロのサポートを受けた方が、よりスムーズに汚部屋から脱出できますよ。
もし自力でキレイにしたい場合は、相当な根気を持って1ヶ月以上の脱出計画を立てる必要があります。
【ビフォーアフター】汚部屋を脱出したミニマリスト女子がおうち写真公開
ここでは、元汚部屋住人だった私のおうち写真を公開していきます。
汚部屋時代の写真は、以下の通り。
汚部屋に住んでいた頃は、家にいるのがストレスでした。
「まだ使えるし…」「もったいなくて捨てられない」という思いから、手放せないモノであふれかえっている部屋…
そんな私でも、モノを捨てる基準がわかってミニマリストになれたんです。
続いて、今のおうちの写真です。
今のおうちは、住んでいてストレスを感じたことはありません。
モノが少ないおかげで片付けもすぐ終わります。
自分が好きなモノだけ、いわゆる一軍に囲まれた生活はとてもハッピーです!
私もキレイな部屋で生活をしたいですが、一旦片付けてもすぐに汚くなってしまうんです…
キレイな部屋を保つのってなかなか難しいですよね。
次の章では、汚部屋にリバウンドしないためのコツをお伝えします。
【脱出できた人へ】汚部屋にリバウンドしないためのコツ4選
汚部屋にリバウンドしないためのコツを4つ、紹介します。
リバウンドしないためのコツ
- ゴミの日には必ず毎週ゴミを捨てる
- 常に床が見える状態にする
- 1つ買ったら1つ以上手放す
- 定期的にモノを見直して捨て活をする
一つ一つ解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
ゴミの日には必ず毎週ゴミを捨てる
汚部屋にリバウンドしないためには、定期的なゴミ捨てが不可欠です。
ゴミを捨てずに溜めてしまうと、あっという間に汚部屋に逆戻りしてしまいます。
毎週必ずゴミを捨てるためには、次のように工夫すると効果的です。
ゴミを忘れずに捨てる方法
- ゴミの日をカレンダーに記入し忘れないようにする
- 前日までに捨てるゴミを準備して当日慌てないようにする
上記のような方法で気をつければ、毎週ゴミの日にゴミを捨てる習慣が身につきます。
部屋の中にゴミが溜まらなくなると、常にストレスフリーな状態で過ごせますよ。
曜日ごとに捨てるゴミの日が決まっている場合は、最初のうちは捨てるのを忘れてしまうかもしれません。
必ずカレンダーに記入しておきましょう!
常に床が見える状態にする
常に床やテーブルが見える状態にしておくのも、汚部屋へリバウンドしないために大切です。
床が見えるだけで部屋が広く感じられるので、心にも余裕が生まれますよ。
常に床が見えるようにするには、以下のような心がけが必要です。
常に床が見えるように意識すること
- 定期的に整理整頓し、モノが増えるのを防ぐ
- 1日の終わりに、キレイにリセットするよう心がける
- モノが増えてきたら「いる・いらない」に分け、不要品を処分する
毎日少しずつ片づけるようにし、常に床やテーブルが見えるように意識するとキレイな部屋を維持できます。
床にモノを置きっぱなしにしないように、意識しましょう!
1つ買ったら1つ以上手放す
モノを増やさないために、1つ買ったら1つ以上手放しましょう。
「1つ買ったら1つ以上手放す」を徹底すると、次のような効果が得られます。
「1つ買ったら1つ以上手放す」効果
- モノの総量が変わらず、部屋が散らかりにくい
- 収納スペースを増やす必要がない
- 入ってくるモノに敏感になり、ムダ買いを防げる
慣れてきたら、モノを購入する前に「コレを買うからアレを手放そう」と考えるのがおすすめです!
何も考えずに購入してしまうと、気づいたらモノは増えてくるんです。
1つ買ったら1つ以上手放すというルールを守るようにすると、汚部屋へのリバウンドを防げますよ。
定期的にモノを見直して捨て活をする
汚部屋へのリバウンドを防ぐためには、定期的にモノを見直し捨て活を行いましょう。
具体的には、次のような方法で捨て活をすると効果的です。
定期的な捨て活の例
- 月に1度「捨て活デー」を作りモノの見直しを行う
- 服、書類、雑貨など、カテゴリごとに分けて確認する
- 最後に使ったのはいつかを思い出し、最後に使ったのが半年以上前なら手放す
モノっていつのまにか増えているんですよね…
定期的に捨て活をして、モノの量を見直すと家の中がキレイになって大好きな空間になるんです。
捨て活を通して、心がスッキリすると、ストレスからも解放されますよ!
まとめ|汚部屋になってもモノを捨てる習慣は身につけられる
最後に、汚部屋からの脱出方法をレベル別におさらいしておきましょう。
レベル別汚部屋からの脱出方法
- レベル1:いらないモノはすぐ捨てて、モノの位置を決める
- レベル2:捨てる基準を決めて「もったいない」意識をやめる
- レベル3:明らかなゴミはすぐ捨てて、いる・いらないを大まかに分別
- レベル4・5:専門業者に依頼する
汚部屋から脱出したいけど片付け方がわからない人や、片付けてもすぐリバウンドしてしまう人は多いはずです。
ビフォーアフターでも紹介しましたが、私自身、汚部屋に住んでいました。
なかなかモノを捨てられない気持ちや、気づいたら部屋が汚くなっている状態…すごくよくわかります。
でも「1つ買ったら1つ以上手放す」というルールを徹底すると、モノを捨てる時に悩まなくなっていったんです。
必要なモノは意外と少ないんだと気づけて、今ではミニマルライフを楽しんでいます。
私のインスタを見たフォロワーさんからも「モノの適正量が分かってからは、捨てることへの抵抗が少なくなってきました!」という言葉をいただけました。
つまりあなたもモノの適正量を知り、自分に合った方法で不用品を処分すれば、汚部屋から脱出できるんです。
ぜひ本記事を参考に汚部屋から脱出し、心も体も健康な生活を手に入れてください。